自閉症理解と支援の最先端
〜社会性とコミュニケーションスキルにフォーカスして〜
<<愛知県半田市 2011.11.26>>
※依頼により高機能タイプに特化
◆イギリス当事者の言葉から
「おれたちは壊れたおもちゃじゃない」
壊れた→直そうとしている→モノ?、今が正しくない状態?
→人間扱いされていない
→尊厳が傷つく
『周りの人の困り感でしか語られない』
→困った顔、可哀そうだという顔に自分たちは傷ついている。
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『周りの人の困り感でしか語られない』
この状況下で「あなたはあなたのままでいい」と言われても
納得できないことは当たり前なんだと思いました。
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◆発生率から見た訴え
LD 10〜15%
ADHD スライドブランクでした
ASD 100〜110人に一人(アメリカ)
70〜90人に一人(イギリス)
全体で人口の1〜2割
その中の8割以上が高機能
現在の発達障害支援法がこの現状数字にみあったものであるのか
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数字はメモです。
間違いがあれな参加された方修正をお願いします。
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◆効果的な支援方法のいろいろ
・視覚支援と構造化は基本
・PECS
・ソーシャルストーリーズTM
・コミック会話
・認知行動療法=The CAT-Kit
・運動・エクササイズ、他
コミック会話
→やることで相手の会話がビジュアライズされていく
→自分でかけるようになる(小学生でも!)
→問題やトラブルが起こった時だけに使うものではない
◆課題と実行(normalとASDの比較)から
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興 味
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高い
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中くらい
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低い
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無し
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normal
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90
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85
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80
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75
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ASD
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85
|
70
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15
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5
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数字は%
特別な興味関心が診断基準にある人たち
興味のない課題で教室を飛び出すのは当たり前。
興味のあるものと組み合わせた課題を。
このような話をすると、
「モノでつるんですか?」と言われる人がいるが、
文化が違うということを忘れている。
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こちら側の文化の押しつけ(無意識であっても)が
「モノをつかうなんてかわいそう」
「カードを使うなんて不自然」
という態度や表情につながり、
冒頭の『今が正しくない状態?』と思わせてしまうことに
つながるんだと思いました。
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◆社会性を高めるために
まずは自分のことができること
・基本的生活習慣の確立
・一人で何ができるか
身辺自立を教えるときに、意味と目的をセットで。
なぜなら、思春期に身についた生活スキルが崩れることがある。
例)入浴
理由)思春期に登場する新しい(携帯メール返信)3秒ルール
入浴<3秒ルール
ずっと携帯を見ていて、離れることができなくて入浴が後回しになる。
入浴は健康保持のため、周囲に不快な印象(におい、見た目)を与えないために必ず行わなければいけないもの。
これが性教育にもつながっていく。
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性教育のお話の中で紹介された本
スペシャルボーイズビジネス 日本語版
http://fromavillage.cart.fc2.com/ca17/220/p-r-s/
女の子版もあります。
もうじき高機能の男子向けの続編も出るそうです。
会場ではすでに売り切れでした。残念。
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◆大人が手本
ASDの多くの子供が教室の中で教師の言い間違いや誤字を
いちいち指摘してくる。
正直、めんどくさい。
ただ言葉に出さなくても、めんどくさいな〜、ムカ!という
教師の表情はASD本人よりも周りの子に強烈に伝わる。
子供でもストレスがあり、イライラすることもある。
どうなるか。
周囲の子供の考え
『先生もめんどくさがってるこの子なら自分もやってもいいよね』
大人の言葉だけでなく態度が集団に影響を与えることを肝に銘じ、
教師は、睡眠をよくとり、気持ちに余裕をもって子供に対峙しなければ
ばらない。
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別のセミナーの質疑応答で
支援者にもっとも求められるものは何ですか?
との質問に
『ユーモア』と即答されていたことを思い出しました。
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大人が手本、もう一つの側面
『しんぼうする姿』『謝る姿』『感謝する姿』
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ぐうの音も出ません。
まさにその通り。
最近の日本、これが欠けすぎてませんか?
(話が大きくなりすぎ?)
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◆思春期を前に教え始めること
・コミュニケーションの基礎
・身辺自立の基礎習慣
・休憩の習慣
・趣味興味関心を適切に発展
(セットで一時的にやめることを教える)
・運動の習慣
・性教育
・適切で正しい援助要請
・対人ルール/社会ルールの基礎
・感情コントロール
・自分のことを学ぶ
◆質疑応答から
質問
『絶望的な学校とのやりとりにアドバイスを』
回答
・シングルでなければ夫婦正装で。
・同席が許されるのならば第3者の立会
なによりも
・感情を抑えて話す
なぜなら、相手は
『保護者の感情を抑える、おさめることを第一優先としてしまう』から。
肝心の話に行きつかない。
質問
『すぐばれるウソをつく。』
宿題をやっていないのに「やった」
提出物を出していないのに「出した」という中学生。
回答
お話を伺った中では、ウソではないと思う。
現状は宿題も提出物も母と教師が本人のカバンのなかから発見している。
「学校」という文脈から「家」という文脈へうまく記憶を保持、適用できていない状況。
支援が必要。
佐賀で似た事例では担任が各教科担任に依頼し、宿題をまず担任が集約。
集約したものは担任が家へFAXした。
◆さいごのまとめとして
・支援者が都合よくASDを解釈しない
・自閉症を中心に考えて世界の扉をひらく
・その人が自閉症だということを忘れない
なぜなら
『どんなに良好な状況下であっても、周囲の理解がなければ
適応はうまくいかない』